リスティング広告のキーワード・はじめに
リスティング広告を実際に運用しようと思った時、
まず一番最初にぶち当たる壁が
「キーワードは何にしよう・・・?」
です。
リスティング広告のキーワードはどうやって選んだら良いのでしょうか?
今回はリスティング広告のキーワードの選び方についてご説明いたします。
※リスティング広告について知りたい方は以下記事に
詳しく書かれていますのでご覧ください。
記事:リスティング広告とは?意味と、メリットとデメリットの基礎知識
リスティング広告のキーワードを選ぶ前に!
とりあえずキーワードを選ぼうとしたあなた!
少しお待ちください!
リスティング広告のキーワード選びの作業は、
単純そうな作業ですが、
実は、
もっとも重要な作業といっても過言ではありません。
(ちなみにキーワード選びの次は、運用後のPDCAが大事です)
特に、
キーワード選定というよりは
キーワードの方向性の選定です。
キーワードの方向性を大間違いすると
結果に繋がらなくなってしまいますし、
キーワード選定を間違えている場合、
運用後の検証もずれたまま進むことになります。
すると、結果的に
無駄にお金を使うことになってしまうのです。
無駄な広告費を使わないためにも
あなたの商品サービスにあったキーワードを選定し
リスティング広告を始めてみましょう。
キーワード選びはターゲット選びに匹敵する
キーワードの方向性を大きく間違えると
まったく結果に繋がらないというのは、
キーワード選定=ターゲット設定
そのものだからです。
あなたが今考えているキーワードは
ターゲットの気持ちを考えたキーワードですか?
「こういうキーワードが世の中的には人気だから」
と、ターゲット不在でキーワードを選ぼうとしていませんか?
ターゲット不在のキーワードだと
あなたのお客様は検索しませんし、
広告を見つけることもないでしょう。
お客様に見つけてもらいやすくするためにも、
勝手な思い込みは捨てて、
ターゲット設定が明確なキーワードを選びましょう。
そのためには、
既存客にキーワードを聞くことが手っ取り早いでしょう。
- 実際にあなたの商品サービスを使っているお客様
- 実際にあなたの商品サービスを使っている身内や友人
などに、
どういうキーワードが当てはまるのか、
調べるとしたらどういうキーワードで調べるのか、
聞いてみるとわかりやすいですよ。
リスティング広告を出す目的を明確にする
リスティング広告を出す目的ははっきりしていますか?
広告を出すとしても、
目的が明確でないとゴールも見えないため
時間と労力とお金を無駄に使うことになってしまいます。
「とりあえず売るため、目的は考えてなかった」の場合は
まず、何を目指しているのかハッキリさせてみてください。
「売上を上げる」といっても、
- 新規顧客を増やすためでしょうか?
- 全体的に成約率を高くするためでしょうか?
この2つでも、
広告の運用の仕方は違いますし、
キーワードも変わってきます。
一体何を目指してリスティング広告を出すのか、
事前に明確にしておきましょう。
自社の3Cについて考えておく
リスティング広告に限らずですが、
自社の「3C」を理解しておくことは大切です。
3Cとは
市場(customer)
競合(competitor)
自社(company)
の頭文字のことです。
それぞれを説明しますと、
市場→市場全体や顧客の価値観を分析
競合→競合他社の強み、自社がどのように差別化できるか分析
自社→自社の強みや弱みの分析
このように、お客様と競合他社と自社を分析することを3Cと言います。
リスティング広告の場合だと、
≪市場≫
ターゲットはどんな人で、どんな悩みを抱えていて、
どのようなキーワードで検索するのだろう?
≪競合≫
競合はどの会社だろう?広告は出しているだろうか?
だしているとしたら、どのようなキーワードで広告を出しているのだろう?
※競合他社が強い場合、同じキーワードでぶつかったら
広告代の無駄になるかもしれません。
≪自社≫
市場と競合を考えたうえで、自社はどのようなキーワードを出すのか?
このように3Cを使うことで、
ターゲットの気持ちを明確にしたりキーワードの切り口を変えたり、
冷静に対応することができます。
実際にキーワードを選んでみよう
ここまでで、
リスティング広告のキーワードを選ぶ前の準備段階が完了しました。
それでは、実際にキーワードを選ぶ作業に移っていきましょう。
CVが高いキーワードを見つけよう
リスティング広告のキーワードを選ぶうえで外せないのが、
「CV率(コンバージョン率)」です。
あなたはウェブサイトを設置しているうえで、
ユーザーに「この行動を取って欲しい!」という期待があると思います。
期待とは、
リスティング広告でしたら、
購入してほしい・資料請求してほしい、だから広告を出していますよね。
ユーザーが望み通りに購入したり資料請求することを
「コンバージョン」と言います。
CV率が高いキーワードというのは、可能性が高いキーワードというわけです。
キーワードを選ぶ時は、CV率が高いキーワードを選びましょう。
検索ボリュームが多いキーワードを見つけよう
検索ボリュームも重要です。
検索ボリュームとは、
「ある期間(月間)における検索回数」です。
ただし、
検索ボリュームが低い=広告の表示回数が低い
というわけではありません。
検索ボリュームを調べるには、先ほどもご紹介しました
ツールを使うことで調べられます。
リスティング広告のキーワードを選ぶための便利なツール
CV率が高くて検索ボリュームが多いキーワード、
といっても、頭で思いつくものではありません。
過去の前例がないとわからないです。
リスティング広告を運用する前に
以下のツールでキーワードを調査しておきましょう。
・Googleアドワーズ キーワードプランナー(無料版あり)
【できること】
- キーワードの検索回数がわかる
- 検索ボリュームがある程度わかる
- デバイス別の検索割合でがわかる
- 競合の少ないキーワードがわかる
- 業界でよく検索されているキーワードがわかる
- 実際にどれくらいの広告費が必要かわかる(シミュレーション)
※広告を出稿後は検索ボリュームが明確になります。
・キーワードウォッチャー(無料版あり)
【できること】
- キーワードの検索数がわかる
- 人気の複合ワードがわかる
- 無料会員なら月20回検索可能
・aramakijake.jp(無料)
【できること】
- 検索順位別に検索数を調べられる
・シミラーウェブ(無料版あり)
【できること】
- 競合他社のキーワードを調べられる
- キーワードのユーザー流入具合がわかる
リスティング広告のキーワード選定・まとめ
いかがでしょうか?
リスティング広告のキーワードの選び方がつかめましたか?
ご覧いただいたようにキーワードを選定するのは、
ターゲットがあってこそです。
そして、ターゲットが明確になって目標が定まったら、
あとは実際に広告として運用をするのみ!
運用後の検証も、キーワード選定と同じくらい大事なポイント。
ピッタリなキーワードを見つけたとしても、
実際に運用してみないことにはわかりません。
運用し始めて、数字が良くなかったとしても
いくらでも手直しできるのがWeb広告の良いところです。
どんどん検証して手直しして、広告を育ててみてください!